音が消える。風が消える。
そこは何もなくて、何もかもあるような、砂の海。
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バックパックから、小さな荷物バックに代えて、
パーカーと、水と、歯ブラシを詰め込んで。
昼には気温40度、夜には10度台まで冷え込む、砂漠の中へ。
私を乗せてくれたのは、ラクダの「ラジュ」。
可愛らしいビーズの首飾りで飾られた彼女。
重い荷物と重い私をコブに乗せても、
穏やかな顔色を変えず、ゆっくりと歩き出す。
(photo by TATSUYA)
ラクダのまつげは長い。
瞳はおっきくて、真っ黒で、ウルウルとしている。
髪の毛は柔らかくて、
身体は質の良いじゅうたんのような触り心地。
ときどき、近くに寄って来て、顔を撫でるとまた離れる。
ラクダに乗り慣れない私は、足腰が痛くなって
時々ラジュの上にあぐらをかかせてもらう。
それでも、ラジュは文句ひとつ言わず、
砂漠に連れていくため、歩く。
半日かけて、「砂の海」に着いた。
気づくと風がなくなって、
興奮する自分たちの声と、ラクダの鼻息と、ヒモと金属がぶつかる音だけになった。
砂と、ラクダと、自分たちしかいない世界。
ラクダ使いは木の枝を集めて、火を起こして
鍋の水を沸かす。
気づくと美味しそうなチャイや料理ができていた。
「コーラが飲みたい」なんて冗談を言うと、
ラクダ使いは困った顔で苦笑いをした。
そう、ここにはコーラを買える場所もない。
ここには何もないけれど、
でも知恵があれば生きるためのすべては整うと知った。
砂の上に、布1枚を敷いて眠る。
夜中3時、
耐え難い寒さが襲ってきて、
ありったけの布を全身に巻きつけて、脇の下に手をあてて、身を小さくしていた。
誰かが叫んで、目を開けて天を仰ぐ。
そこには、真っ黒なはずの空が、明るく見えるほどの、星の海。
写真の数十倍、数百倍の星が一気に目の前に飛び込んできて、
キラキラと光の強弱をつけて、ゆらめいていた。
昔プラネタリウムで見た天の川も、靄の帯ようにハッキリ見える。
オリオン座、北斗七星なんて、多すぎてもうどれかわからない。
自分の人生で、ラクダに乗って砂漠に行くなんて、
砂漠の上に寝て、こんな星を見ることができるなんて、
考えたこともなかった。
どこか遠い国の、知らない人のやることだと思っていた。
今自分がここにいることが、すごく不思議に思えて仕方なかった。
朝が来て、
「早く帰ってコーラ飲みたいね」なんて言いながら、
私たちは砂漠をあとにする。
砂漠は大きすぎて、私たちは小さすぎた。
偶然にも再会したプリーサンタナメンバーの
たっちゃん、ゆうじくん、ゆうたくん。
一緒に砂漠へ行ってくれてありがとう!
砂漠ジャンプ!
Now Playing:くるり「ハイウェイ」
【ジャイサルメール・キャメルサファリ情報】
■料金相場500〜2000Rsくらいとのこと
■ぼったくり業者続出なので要吟味・女性一人も危険
私たちは ゲストハウスTOKYOPALACEで依頼
1日ロングコース 1700Rs 割高ですが信頼できます
水・食事込み
他にも1日ショートコース・夕方から日帰りコースなど有
おすすめは1泊ショートコース。
ラクダ乗りは想像以上に身体が大変のためロングコースは過酷!
星が一番キレイに見えるのが深夜2〜3時のため、
半日ではなく砂漠に1泊したほうが良いかと思います。
プラン特典に「毛布つき」とありますが、
それだけでは寒いので、酷暑時期でも登山並みの防寒着必須です。
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