20年という年月は、長いのだろうか、短いのだろうか。
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内戦から20年経った今も、たくさんの銃痕が残る、ボスニア。
でも、私は半信半疑だった。
すれ違う人々は笑顔で陽気だし、
その暮らしぶりは、他の国と何ら変らない。
もしかしたら、とっくに過去のことになっているのかもしれない。
銃痕の写真を撮る旅行者を見て、
「もっとこの町の新しいところを見て欲しい」
と思っているのかもしれない。
一人の少年に出会った。
ランニング中、「ハロー」と明るく声を掛けてくれた。
立ち止まって、こちらを気にしている様子だったので、
校庭に座って、とりとめのない話をした。
レオン君は、テコンドーを習っている19歳の大学生。
私は彼にいくつかの質問をした。
「生年月日は?」
「1992年」
ちょうど、内戦の始まった年だった。
「モスタルにずっと住んでいるの?」
「YES」
もうひとつ、質問した。
「お父さんとお母さんも、一緒に住んでいるの?」
「・・・NO」
私は、それ以上質問するのをやめた。
彼の全身が急に硬直して、
目が真っ赤にうるんで、唇を噛みしめている姿が、
全てを物語っていた。
全然「過去」じゃないんだ。
この町の人にとっては、20年経った今でも
「現在進行形」なんだ。
戦争で負った傷は、親から子へ継がれ、孫へ継がれ、
今でも彼らの人生を、大きく左右している。
彼と話してそれが、痛いほど、わかった。
辛いことを、思い出させてしまった。
「民族浄化」=エスニック・クレンジング
浄化という言葉は、汚いものを綺麗にする意である。
自分達の民族以外を汚れたものとし、
大量虐殺、強制出産、強制退去、あらゆる惨い手段で、
土地から一掃しようとする。
そして約20万人もの尊い命が失われた。
たった、20年前に、ヨーロッパという先進国で起きた出来事である。
Now Playing:Tenniscoats「うたがないのに」
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