あーあ。ついに盗まれちゃったね。ねーにゃんちゃん。
現在地:ボリビア・スクレNOW!
現在世界一周ランキング8位くらいにランクUP中!いつも応援ありがとうございます♪
《初めてブログを見てくださったみなさんへ》
世界一周ブログランキングに参加しています。
下のアイコンを押すと、ランキングに投票されるしくみです。
↓ワンクリックで応援してね♪↓
(今回、文章に関する写真はないため、
ネコちゃんとサンティアゴの風景をお楽しみ下さい。)
パタゴニアの大自然を満喫し、チリへ戻るバスの中。
そのバスで、事件は起こった。
アルゼンチンのバリロチェという町から、
国境を越えて、チリのプエルトモンまで。
比較的治安のよかったパタゴニア地域。
昼間のバスだったので、少し気も緩ませ、
隣に座るヨシさんと話しながら乗っていた。
バックを自分の足元、前の座席の下くらいに置いて。
終点の数時間ほど手前。
一人の現地人男性が乗ってきた。
白っぽい襟付きシャツに、ベージュのチノパン、
小太りでメガネをかけ、
どちらかというと比較的小奇麗な印象のおじさんだった。
彼は私たちの斜め前の座席に座った。
終点の1時間ほど手前。
バスは何人もの人が途中で降りて、客足もまばらになっていた。
私たちの目の前の席も空き、
そこに斜め前に座った比較的小奇麗なおじさんが移動してきた。
「きっとたくさん座席が空いたから、窓際に移動したんだろうな。」
そう思って深く気に留めず、話を続けた。
ちなみに。
ヨシさんとの話の議題はそう、「30年後の自分」
なんとも夢膨らむ議題じゃないか。
終点より一歩手前の駅。
比較的小奇麗なおじさんは降りていった。
終点。
「今回のバスは快適だったなぁ」なんて思いながら、
よいしょとバックを床から座席へ持ち上げる。
あれ?
チェーンベルトでカバンにくくりつけてあるはずの、サイフがない。
このときは、盗難なんて考えもせず、
きっと何かのはずみで落ちたのだろうと、
バックの中や、座席の下を探す。
あれ?
やっぱりない。
まぁあのサイフには日頃小銭しか入れないし、
なくなったとしても被害は少ないけど。
ヨシさんが私に聞く。
「お金以外何か入ってなかった?本当に大丈夫?」
よくよく考えてみる。
あ。
普段マネーベルトに入れているクレジットカード2枚を、
今日に限ってそのサイフに入れたままにしていた!
ここでようやくことの重大さを認識。
青ざめながら、もう一度バスの中とバックの中を探す。
バスの乗務員にも報告して一緒に探すも、見つからない。
怪しいのは、途中から乗ってきたあのおじさん。
途中から乗ってきたから、名簿に名前もない。
「きっと盗まれたね。でもバス会社としては保障できないよ。」
と言われて、あきらめバスを降りる。
こうなったら、一刻も早くカードを止めるしかない。
wifiつきの宿を探して歩いているあいだ、
気が気じゃなかった。
なんとか冷静さを保っていたけれど、
頭の中はほぼ真っ白だった。
宿は比較的すぐ見つかって、
すぐにスカイプクレジットでカード会社に電話をした。
意外にもあっさり、
カードの停止と日本の住所への再発行・郵送をしてくれることになった。
ちなみに片方のカードで数回、
ATMからお金を引き出そうとした形跡があったらしい。
暗証番号の不一致で、引き出されずに済んだ。
とりあえず、急ぎの手続きは終わって、
夜のプエルトモンの夜景を見ながら、ベランダでタバコを吸う。
ひと段落すると、
今度は感情が頭をグルグル回り始めた。
被害はサイフの中の1000円程度の現金と、
クレジットカード2枚、タイで作った偽国際学生証のみで済んだ。
同じくバックに入れていたマネーベルトの大金や、
パスポートは全部無事だった。
どちらかと言うと、ラッキーだった。
だけど、これからどうする?と考えた時に、
「帰国」の二文字が浮かんでくるくらい、落胆していた。
その日に限って、カードを普段使いのサイフに入れていた。
その日に限って、バックを床に置いていた。
一人の時はしない油断をしてしまっていた。
そんな自分への不甲斐なさと自己嫌悪でいっぱいだった。
アジアもヨーロッパも中米もペルーもボリビアも、
危ないとされるところを守り抜いてここまできたのに。
こんな安全ところで盗まれてしまうなんて。
落ち込む私に、
隣でタバコをふかすヨシさんは、こう言った。
「こういうとき、盗まれたヤツが悪いって言う人がいるけど、
やっぱり盗む人が悪いと思うよ。人の物盗むヤツは、やっぱり悪い。」
その言葉に、少し救われた。
次の日、私はその事を笑い話にして、旅を続けることにした。
ここで帰ったら、旅の終わりが嫌な記憶になってしまう。
格好悪くても、自分の旅を全うして帰ろう。
こんな時だから、人の優しさが浸みる。
フェイスブックでは、
たくさんの人に心配や励ましのメッセージをもらった。
何人かの人は、お金を貸そうかとまで言ってくれた。
「今近くにいるから、力になれることがあれば」と。
この場をお借りして、みなさん本当にありがとうございます。
サンティアゴに着いて、旅の仲間に再会すると
やーいとバカにして笑い話にしてくれた。
なんだか妙に気が楽になった。
教訓。
まぁ大丈夫か、と気を抜いたときにソレは起こる。
一人のときより、二人のとき(話しているとき)が狙われやすい。
Now Playing:電気グルーヴ「NO」
今日も読んでくださってありがとうございます。
↓頑張れ!のワンクリックお願いします♪↓
【カラファテ→バリロチェ】
バス 毎日 16時発翌朝8時着 28時間 900ペソ
【バリロチェの宿】
国際ユースホステル ひとりドミ80ペソ(国際ユースカード提示で)
朝食付き・wifi・キッチン・ホットシャワー・ビリヤード・卓球台有
バスターミナルを背に大通りを右方向に前進、すぐ左手にある大きなホステル
【バリロチェ→プエルトモン】
バス 毎日 12時発 6時間 140ペソ
【プエルトモン→サンティアゴ】
バス 毎日 12時間 最安10000チリペソ〜
※パタゴニアから抜ける際、「Lade航空」という航空会社で
カラファテ→ブエノス間安く買えます(15000円片道程度)
ただシーズン中は混み合い取れないことが多い。
私たちも取れず、できるだけ安く北上するため、
早めにアルゼンチンを抜け、チリ側をバスで移動することにしました。
(アルゼンチンはバスが高い)
* * * * * * * * *
■世界一周ツイッターでつぶやきちゅう■
ブログUP情報などいち早くお知らせ♪
↓ぜひフォローお願いします。(PC対応)↓
http://twitter.com/#!/itoutukushi
スマートフォン・携帯の方は
「itoutukushi」で検索してね♪
* * * * * * * * *